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恋の不思議

どうも、神田研司です。
ご存知でしょうか?

タイトルは、スピッツの「不思議」(さざなみCD収録)という曲の歌詞です。

気になった方は聴いてみてください。

さて、特に色っぽい話ではないのですが、ギターとの出会いというのは不思議だなと感じる訳です。まさに不思議、まるで恋のようだなと。

どういうことかというと、良い木材、優れたパーツを使っているからといって、自分にとっていい相棒になるかというと、そうではないのです。(もちろん良い材やパーツを使えば「良いギター」になる確率は高まりますよ。)

分解してしまえば、どんなものでもひとつのパーツであり、所詮はその集合体に過ぎません。

しかし、設計思想、テーマ、なにがしかの目的や方向性を持って組み上げられたギターは、特別なものになり得ます。

それが、ベストに近い材を組み合わせただけのものが一概に良いとは言えないんです。

もっといえば、それぞれの木が持つ木目出逢ったり、色合いであったり、風合いであったり。

そういうあらゆる要素が混在して、組み合わさって、ひとつのギターになります。

そしてミュージシャンは、自分にとって特別なものを感じたギターに、文字通り恋をする訳です。

そしてその愛し方も千差万別。

自分のお気に入りのパーツをどんどん組み込む方もいれば、なるべくオリジナルのままを保とうとする方もいる。買った瞬間にネックを削る方もいれば、木部には絶対触れない方もいます。それこそ、所詮道具は道具に過ぎない、という扱い方をする方もいます。

でも、どれもきっと正解なんですよね。そこにそれぞれの愛し方があれば。

かくいう私のメインも、お世辞にも綺麗とは言えません。しかし、長年寄り添ってきたギターは言い知れぬ安心感があります。

材も良く、鳴りも良く、パーツも良く、それでもこれは自分のものではない、そう感じるギターもあります。申し分ないはずなのに。

そんなこんなで、やはり不思議。

高いとか安いとか、そういう次元じゃないんですよね。それこそ、相性なんでしょうか。

台風も迫ってますし、きりがありませんので、今日はこの辺で。
それではごきげんよう。