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技術と自由

先日友人の結婚パーティの撮影依頼を頂きまして、人生初の結婚パーティ撮影をさせていただく機会がありました。

プロカメラマンに撮影のポイントや流れなどをレクチャーしてもらい、ある程度準備をして迎えたパーティ当日。

いざ撮影に臨んでみると、焦ってシャッターを切ってブレてしまったり、オートフォーカスのコントロールがうまくいかずにピントがズレてしまったり…

とまぁ、なにかと思うようにならないことがたくさんありました。

その時に強く感じたことは

「技術がないというのはなんて不自由なんだろう」

ということでした。

プロの撮影技術があれば、仕上がった画像はまったく違うものになったでしょう。

撮りたいイメージがあるのにそれを具現化する方法がわからない。

カメラの扱いが未熟なためにシャッターチャンスを逃してしまう。

これって不自由ですよね。

逆に技術があれば、技術的要素に注意を払う必要がない分作品に集中できる。

表現手法を多様な選択肢からチョイスできて、より自由度が高い表現ができる。

音楽も同じです。

つまり技術を身に付けることは、自由を獲得することなんです。

技術があれば、余計なことに気をとられずにプレイに集中することができます。

理論的知識があれば、アイデアを具現化する速度がグッと上がります。

今までフレーズを形にするために手探りしていた時間をそのまま、湧き上がったインスピレーションに集中する時間に変えられるのです。

人生は有限です。

時間を大切にすることで、自分の価値を高められます。

この手の話をすると必ず「理論を学ぶと個性がなくなる」という反論があります。

しかし、理論を学んだくらいで消えてしまう個性は、個性ですらなかったというだけのことです。

さらに言えば、個性と理論的知識になんの関係があるのか個人的には理解できません。

さらに「自由でありたいから、独学でやる」も同じです。

これは「車輪の再発明」で終わってしまうんです。

偉大な先人が発見・発明してくれた技術を再発明しても、なんの意味もありませんよね。

自由を欲しながら、実際は手クセ地獄から抜け出せない、なんて目も当てられません。
もちろんすべての技術をマスターする必要はありません。
自分のやりたい音楽に必要な技術(道具)を選んで、過不足なく習得する。
そうやってそれぞれがオリジナルな音楽を楽しんで、深めていっていただきたいですね。

今日のまとめ
「技術の獲得は、自由の獲得である」

でした。

それでは、ごきげんよう。