理想を手放してしまった人は
理想を持ち続けている人が羨ましいのか妬ましいのか
「理想と現実は違う」なんて
当たり前すぎることをしたり顔で言われることも多いけど
そもそも違うから
それぞれに名称を与えられているわけで
吐気がするような現実を知ってもなお理想を求め
堂々と前を向いていられるかが大事で
真の理想とは
現実という泥沼に咲く蓮華のようなもので
傍観しながら叫ぶものじゃない
努力を重ねてその気に入らない現実をひっくり返したら
ほら、実現だよ
夢という言葉は嫌いだという人もいるけれど
僕は夢や希望や情熱や誓いという言葉が好き
許しがたいのは
腹の底ではそんなこと微塵も思っていない連中が
純粋な子たちを騙すためにこうした美しい言葉を使うこと
そうした奴らの手垢に汚されちまって
嫌いになる人が出てきたんだろう
純粋な希望を叫べば叫ぶほど
空虚に響く時代のなかで
その現実の泥沼の中で
それでもなお笑って希望を歌える人でありたい
言論や音楽という小さな石つぶてで
善良な人を苦しめるものと戦っていきたい
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