どうも、神田研司です。
「細かいことは気にするな」
なんて台詞を聞くことがありますが、逆の台詞もありますよね。
「神は細部に宿る」
などもまた、良く耳にします。
いったい、どちらが正解なんでしょうか?
特にクリエイティブな仕事をしていると「どこまでやればいいのか?」という問題は常に抱えているかもしれません。
もちろん、どちらも正解です。
もう少し丁寧に言うなら
「細かくこだわるべきところを見極めよう」
といったところでしょうか。
全体のラフスケッチも見えていない段階で音のニュアンスなどに拘っていては、いつまで経っても作品は完成しませんし、突き詰めるべき重要なポイントを適当にあしらってしまえば、そこまでの作品にしかなりません。
また、仕事として制作に携わっていれば、クライアントの意向は当然として、予算や納期など様々な制約があるのが普通ですから、リソースの分配は各々自分なりのルールを持って取り組んでいることでしょう。
ちなみに、これまで素晴らしい作品を生み出しているクリエイターの中で「こまけぇことはいいんだよ」とおっしゃる方にはまだお会いしたことがありません。こだわりが個性を形作っていくのですから当然の話です。
しかしながら、こだわりを持ちすぎて完成させることができなければ、それこそ本末転倒です。
ですのでこれから創作を始める方は、まずは完成させることを目標にしていくのが良いでしょう。
以前にも書きましたが、形にすることから一切は始まります。
形にすることができてくると、だんだんとこだわりを持つべきポイントが明確になってくるかと思います。
そして完成したら、誰かに聴いてもらうこと。
他者に触れてもらうと、驚くほど作品を冷静にみることができるようになります。
それを続けていけば、確実に成長していけるでしょう。
長くなりましたので、この辺で。
それではごきげんよう。
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