どうも、神田研司です。
今日は日本語のニュアンスについて触れさせてください。
基本的なスタンスとして「言語とは世代を経て変化し続けていくものである」という認識でいますので、新しい造語が出てきても特に否定的に捉えることはありません。
しかし、これだけはちょっと気になる、というものがあります。
「間違えない」
この「間違えない」を「間違いない」の意味で使用することに違和感を感じます。
例えば
「あそこのラーメンなら間違いない」
というような場面で
「あそこのラーメンなら間違えない」
となると、とてもモヤモヤします。
「間違いない」は、間違いがない、そのとおりだ、という意味です。
「間違えない」は、間違えることがない、取り違えをしない、という意味です。
とはいえ言語はこれからもどんどん変化してくでしょうし、これまでもそうでした。
興味のある方は、ほんの数十年前の映画を観てみてください。
使われなくなったことわざとか、べらんめえ調で何を言ってるのかわからない場面など、結構あると思いますよ。
例えば、高橋英樹さん主演の映画「血斗」に出てくる小林旭さんの台詞。
「やれやれ、今年はかぼちゃの当たり年だ」
意味わかります?
それではごきげんよう。
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