どうも、神田研司です。
台風も過ぎ去って、東京は久しぶりの快晴でした。
嵐の後は空気が澄み切って気持ちがいいものですね。
さて、今日は言葉について。
衆議院選挙も終わりましたが、今回の選挙はまさに象徴的だったのではないでしょうか。(政治的主張については触れません)
とある政治家は、一瞬の油断から発した一言が大敗の因となりました。
また別の政治家は、窮地から生み出したひとつのキャッチフレーズで難局を乗り越えました。
言葉というものは、使い方次第で未来を開く利器にもなれば、己を切り裂く刃物にもなり得るのです。
もっと小さな単位である、日常の生活に置き換えてみても、それは同じことです。
ほんの一言、冗談のつもりで発した言葉が、相手の心を傷つけてしまった。その傷は、もう取り返しがつきません。
そして大抵の場合、傷ついたことすら教えてもらえません。
ただそっと、心が離れていくだけです。
責任ある立場にある方ならば、そのリスクはなおのこと大きくなります。冗談でも相手を貶めるような発言は、控えたほうが良いでしょう。
美しい言葉もあれば、卑しい言葉もあります。
たった一言の戯言が、相手のやる気を削ぐ。
たった一言の励ましが、相手の心を豊かにする。
以前にも書いた通り、言葉は心の器です。
とはいえ美酒を注ぐのに、わざわざ粗末なグラスを選ぶことはありませんよね。中身の魅力も半減してしまいます。
建設的な批判も含め、できるかぎり良い言葉を発して、発展的に、創造的に、価値ある時間を生きていきたいものです。
それではごきげんよう。
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