どうも、神田研司です。
だんだんと秋めいた空気に包まれてきましたね。
機材の話が続いているので、今回はちょっと違う話を。
万事に通じることですが、演奏では特に顕著な相性の問題。
音楽はこの上なく幅広く奥深い価値が重層的に積み重なっているので、必然的にそのミュージシャンが特に大切にしている部分はそれぞれ違ってきます。
美しく構築されたハーモニー、情熱溢れるエネルギッシュなサウンド、生々しい本能的なグルーヴ、機械的でタイトなループシーケンス、、数え上げればきりがありませんが、音楽のどの部分に特に深く魅了されているかということです。
それがぶつかりあうからこそ、セッションやバンドは化学反応が生まれ、音楽は日常とかけ離れたところへ連れて行ってくれるのです。
そんな中でも、世界観を共有できるアーティスト同士の演奏はまた格別です。まるでそこにあるかのように、言葉が、音が、豊かな世界を描き出し、響き渡り、そして消えていきます。その感覚は、何ものにも代えがたいものがあります。
そういう場面に巡り合うために、ミュージシャンは腕を磨いているのかもしれません。
話がだいぶ逸れましたが、何事も相性がいいものを選ぶのが大事、ということです。
自分が大切にしているものを共有できる仲間と触れ合っていく方が、豊かになれます。
価値観であり、美的感覚であり、ほんのささいな嗜好であったりが、とても大切です。
そのためには、まず自分が大切にしているものはなにかを知ることです。
栄誉なのか、ステータスなのか、時間なのか、お金なのか、自由なのか、穏やかさなのか、情熱なのか。
大切なことは、それを否定しないことです。否定され、けなされて喜ぶ人はあまり多くはないでしょう。それは自分の心も一緒です。
それを自分の中から見つけ出して、一緒に育んでいける仲間に出会えるといいですね。
今日はこの辺で。
それでは、ごきげんよう。
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