どうも、神田研司です。
デジタルモデリング技術(プロファイリング含め)も相当成熟してきて、大型のステージはもちろん、ライブハウスでもだんだんとリアルアンプを鳴らすことが少なくなってきているようです。
私が愛用するFractal Audio Systems製品も世代交代を重ねて、スペック的にもかなり進化しています。そのため、用途によってはオーバースペックになってしまうことも多々あるでしょう。
これから導入を検討されている方向けに、ご自身の用途に合った機材をチョイスするための一つの目安として、搭載しているDSP(Digital Signal Processor)の処理能力という側面から調査した情報をメモしておきます。
※DSPとは?→https://www.dtmstation.com/archives/52014077.html
搭載DSP比較
Fractal Audio Systems
AXE FXⅢ TEXAS INSTRUMENTS KEYSTONE(FX2 の2倍以上の性能)
AXE FXⅡ Analog Devices TigerSharc (AX8の2倍弱の性能)
FM-3 Griffin CS587(SHARC+×2, ARM(GPU))(FXⅡとほぼ同等か)※未発売 2020年8月末頃発売予定!
FXⅡとAX8の間くらいややAX8寄り、との情報もありました。機種間のバランスがとれるようにチューニングされているようですね。
AX8 ADSP- 21469 SHARC×2(Ultraよりちょっと上くらい)
上に行くほど処理能力の高いDSPとなっています。ちなみにHELIXはfloor,LT共にAX8と同等のDSPが搭載されています。
選択の目安として
・コンパクトエフェクター主体のセットを置き換えたい…AX8
・潤沢な予算があり、巨大なラックシステムの再現やアンプのよりリアルな再現にこだわりたい…AXE FXⅢ
また、中古市場ではFXⅡのプライスもかなりこなれてきていますので、そちらを導入するのも大いにアリです。スイッチングシステムと組み合わせた場合の使いやすさにおいては、今でもFXⅡシリーズ+MFC-101mk3が最も完成度が高いと思います。
ライブをされる方の場合は、性能だけでなく持ち運びやすさ、大きさなども大事になりますので、用途に応じてバランスの取れた選択をできるといいですね。
Fractal製品に関する情報は日本語で検索するとあまり出てこないので、わかりやすくまとめて発信していきたいと思います。
ご質問等ありましたら、答えられる範囲でお答えしますのでコメントやツイッターのDMなどでお問い合わせください。
ファームウェアについて別記事にしました。
それではごきげんよう。
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